自由の女神

Statue of Liberty

自由の国アメリカのシンボル

基礎知識

マンハッタンの南端から約2㎞離れた場所、ニューヨーク湾のリバティアイランド(Liberty Island)という小さな島にある。1924年にアメリカ合衆国国定記念物に指定され、1984年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録。

高さ
台座からトーチ(たいまつ)までが46m、台座の高さが47m。台座の下からトーチまでは93m。
重さ
総重量225(米)トン。骨組みは鉄製で、表面は銅板。
当初は赤茶色だったが、銅が徐々に酸化し現在は緑色。
右手に持っているトーチ
移民たちの自由と希望を表すシンボル、炎の部分は24カラット(24金)の純金。
7つの突起は7つの大陸と7つの海を表し、冠内の25の窓は世界の25個の宝石を象徴。
左手に持っている石板
独立記念日「1776年7月4日」をローマ数字表記した「JULY IV MDCCLXXVI」と刻印。
足元の鎖と足かせ
すべての弾圧や抑制からの解放と、人類は皆平等であることの象徴。

自由の女神像への行き方(スタチュー・クルーズ)

自由の女神像があるリバティアイランドへは、スタチュー・クルーズ(Statue Cruises)という専用フェリーでのみ上陸可能。所要往路20分、復路30分。乗り場は、マンハッタン最南端にあるバッテリーパーク(Battery Park)という公園で、チケット売り場の南側(海側)にある。チケットを手にしたら、乗り場の近くにある白い建物へ。ここで空港のように手荷物検査とボディチェックがある。場合により、身分証明書の提示を求められるので、写真付きID(パスポート)を持参しておくとよい。

チケットの申し込み

1. スタチュー・クルーズの公式サイトで申し込む

公式サイトで事前に予約・購入。台座や冠の入場も予約できるので、すでに行く日が決まっているならこの方法がおすすめ。購入時「Will Call」を選んだ人は、当日、身分証明書(パスポートなど)とネット購入時のクレジットカードを持参して、チケット売場にある窓口へ。

スタチュー・クルーズ Statue Cruises:www.statuecruises.com

2. 現地購入

現地購入可能だが、チケット売り場はいつも長蛇の列で待ち時間も長いので、夏休みなどのシーズンなら7:00には到着するか、あらかじめ前日までに立ち寄ってチケットを購入しておくとよい。チケット売り場は、フェリー乗り場の北側(陸側)にあるキャッスル・クリントン(Castle Clinton)にある。

3. シティ・パスの利用

観光向けのシティ・パス(City Pass)を使って入場可能。ただ、このチケットでは台座や冠部分には入れないのと、チケット売り場にある専用窓口でチケットに交換してもらう必要があるので注意

シティ・パス City Pass:www.citypass.com

チケットは4種類

チケット売り場のキャッスル・クリントン
チケット売り場のキャッスル・クリントン

4種類のチケットに共通して含まれるもの
・リバティアイランドとエリスアイランドへのフェリー代
・自由の女神博物館(Statue of Liberty Museum)とエリスアイランド移民博物館(Ellis Island National Museum of Immigration)への入館料
・セルフオーディオガイドツアー

1. 上陸のみ Reserve Ticket(General Admission)

・大人$24.50、子供(4~12歳)$12、シニア(62歳以上)$18.00
・当日でも購入可能
(内容)女神像が立つリバティアイランドに上陸できる。シティ・パスに含まれるのはこのチケット。

2. 冠入場付き Crown Reserve Ticket

・大人$22.25、子供$12
・要事前予約
(内容)女神像の冠部分に入場可能

3. 台座入場付き Pedestal Reserve Ticket

・大人$24.30、子供$12.30、シニア(62歳以上)
・要事前予約
(内容)女神像の足元、台座の中に入ることができる。

4.エリスアイランドの廃墟ツアー付き Hard Hat Reserve Ticket

・大人$68.50、シニア(62歳以上)$63.00
※13歳以上限定、18歳未満は要保護者同伴。廃墟の建物内を歩くので、自力で階段を上れることが参加の条件
・要事前予約
(内容)かつて移民管理局があったエリスアイランドには、入国審査場の横に、上陸した移民たちを受け入れる全米最大の医療施設(伝染病や感染症の専用病棟)があった。一般公開されていないその建物を90分かけて見学するウオーキングツアーが付いたチケット。フランスの写真家、JR氏のアート展示も観覧可能。

※スタチュー・クルーズのキャンセルと払い戻しについて 基本的には不可。日にちや時間の変更も不可なので購入時には注意を。

ニセ誘導スタッフに注意!

スタチュー・クルーズの乗り場を探していたら紺色のジャンパーを着た人にリードされ、行くとそこはひと気のない埠頭。$40支払い、乗せられた船はリバティアイランドへの停泊も上陸もなし。スタッフぶった人には絶対についていかないようにしよう。

無料フェリーを活用しよう!

自由の女神に会いたいけど時間がない、お金をかけたくない、という人におすすめなのが、スタテンアイランド・フェリー(Staten Island Ferry)。マンハッタンとスタテンアイランドを往復する公共交通機関のフェリーで、毎日24時間運航(夜間は30~60分おき)で無料。自由の女神の前を通るので観光客にも人気。ただ、女神像までは少し距離があり、撮影は望遠レンズを使わないとかなり小さく写ってしまう。

スタテンアイランド・フェリー Staten Island Ferry:https://www.siferry.com/

基本情報(スタチュー・クルーズ)

営業時間
バッテリーパーク発9:30~15:30(夏期は8:30~17:00など季節により変更あり。15:30発のフェリーは上陸のみ)。リバティアイランド発最終17:00(夏期は18:45)。フェリーは、夏期は15~20分おき、冬期は30~40分おきに出発。また、ニュージャージーから出るルートもある。
ウェブサイト
www.statuecruises.com
最寄り駅
地下鉄❶線サウス・フェリー(South Ferry)駅、RW 線ホワイトホール・ストリート(Whitehall St)駅、 ❹❺線ボーリング・グリーン(Bowling Green)駅からアクセスでき、乗り場は駅からそれぞれ徒歩約5分。(バッテリーパーク)
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