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トルコアヤソフィア(博物館)Ayasofya Müzesi(アヤソフヤ・ミュゼスィ)

アヤソフィア(博物館)

時代に翻弄されて幾たびもその姿を変えた スルタンアフメット・ジャーミィとトプカプ宮殿の間に建つアヤソフィアは、ビザンツ建築の最高傑作とも評され、長い歴史の中、さまざまな宗教に利用されながらも、トルコの歴史を体現してきた建築物だ。
西暦325年、コンスタンティヌス1世によりアヤソフィアのもととなる教会の建築が始まり、360年、コンスタンティヌス2世の時代になって完成した。その後、幾たびかの焼失を経て、537年、時の皇帝ユスティニアヌスの命を受け、6年近くの歳月をかけてビザンツ様式の大聖堂が完成。この後、ビザンツ帝国の時代が終わりを告げるまで、ギリシア正教の大本山としてあがめられていた。ギリシア語ではハギア・ソフィアという。
中庭に置かれたギリシア様式の円柱は、ユスティニアヌス帝が、アテネやエフェソスから運ばせたもの。直径31mの大ドームの円屋根は、ロドス島で造られた軽いレンガでできている。皇帝は威信をかけて当時の最高技術を駆使し、その時代の最大級の建物を造ったのだ。内部には、多数のモザイク画が残り、ビザンツ文化を象徴している。
1453年にコンスタンティノープルが陥落すると、当時のスルタン、メフメット2世により、聖堂はジャーミィに変えられ、メッカの方向を示すミフラープなどが加えられた。その後、1700年代には残されていたモザイクも漆喰で塗りつぶされ、20世紀に発見されるまで、日の目を見ることはなかった。
1931年、アメリカ人の調査隊により、壁の中のモザイク画が発見され、アヤソフィアはビザンツ時代の遺跡として再び脚光を浴び始める。機を見るに敏な初代大統領アタテュルクは翌年、ここを博物館として一般公開することを決定した。
聖堂内のモザイクは、損傷の激しいものも多い。比較的よい状態のものは、入口左側の傾斜した通路を上っていく上の階の回廊に多く残っている。南回廊に有名な聖母マリア、ヨハネとともに描かれたキリストのモザイクなどがある。また、歴代スルタンの廟も公開されている(入場無料)。
大ドームの中に掲げられている、黒に金のカリグラフィーの円板には、アッラーやムハンマドと4人のカリフなどの名が、またドームの内輪にはクルアーンの一節が見える。

TEL
(0212)522 1750※現地の電話番号になります。日本からおかけの場合は、
トルコへの電話のかけ方をご参照ください。
開館時間
夏期:9:00~19:00
冬期:9:00~17:00
※最終入場は閉館の1時間前
所要時間
1時間30分
定休日
料金
60TL
注釈
※撮影、一部不可

トルコその他 スルタンアフメット地区

トルコアヤソフィア(博物館)の口コミ

漆黒の翼のAngelはハウルの姿!?/アヤソフィア・独断と偏見の見所紹介!

★★★★★

アヤソフィア博物館には見所がたくさんあり、オーディオガイドを聞きながらじっくりと見ていたら、二時間、三時間なんてあっという間に過ぎてしまう場所だ。 時間をゆっくりと掛ければ全ての見所を見学することも可能だが、さすがに疲れてしまうと思う。 しかし、何の予備知識も持たずにアヤソフィアを訪れても、どこが見所かは掴みにくいもの。 と云う訳で、個人的な独断と偏見で、お勧めの見所4か所をまとめてみた。 ・1階部分の内陣(入口側) 【黒翼の天使】 内陣のドームの周り上部には4体の天使の絵が描かれている。 天使というと純白の羽をイメージするが、アヤソフィアで私たちを見下ろす天使は漆黒の羽をもつ天使セラフィムだ。 セラフィムは天使の階級の中でも最上位に属する天使ということだが、アヤソフィアのセラフィムは100年前の修復開始時にはその顔が塗りつぶされていた。 修復によりその顔が明らかになったわけだが、品がある顔かと云われれば、そうでもないかも…。 小さな顔を覆う黒い大きな翼の様子は、まるで映画【ハウルの動く城】でハウルが鳥に化身する様子を彷彿させる感じだ。 ・1階部分の外陣(突き当り) 【聖龕とステンドグラスと聖母子像】 聖龕(せいがん)とはメッカの方向を示す祠のようなもので、ミフラーブとも呼ばれていて、アヤソフィア1階の突き当りにある。 この聖龕とその上のステンドグラス、そして天井の半円ドームに描かれたマリアとキリストの聖母子像は必見。 聖龕の手前にはロープがあり、近くには寄ることが出来ないが、その場に立ち上を見上げると、なかなか圧巻の光景が目の前に広がる。 ステンドグラスに描かれているのは聖書の一節ではなく、コーランの一節。 イスラム教とキリスト教の融合した不思議な光景だ。 ・2階部分の南回廊 【請願図(ディーシス)】 アヤソフィアで最も有名なモザイク画である請願図(ディーシス)。 遠目でみると絵画の様だが、近寄って観察すると小さなチップが埋め合わされたモザイク画であることがわかる。 モザイク画のキリストとマリアの表情は優しげなのだが、注目すべきは右側のヨハネ。 ヨハネは何故か上目使いでキリストを見上げている。 解説によればヨハネは人間の罪深さについてキリストに許しを請うている…とのことだったが、果たして本当にそうなのか。 また、キリストの視線はモザイク画をどの方向から眺めても眺める者を見つめる様に描かれている…という事だが、私はその視線は確認できなかった。 ともかく、請願図は、見る者に色々と考えさせるモザイク画だ。 ・2階部分の南回廊 【女帝ゾエのモザイク画】 女帝ゾエ。彼女は数奇な運命をたどった皇女の一人だ。 若き日に叶わぬ恋に身をやつし、そのまま歳を重ねてしまったゾエ。 その彼女の初めての結婚は50歳を超えてから。 その結婚は彼女が望んだものではなく、政略結婚という政治的なモノ。 しかし、その結婚が契機となり、彼女の女帝としての第二の人生が始まった。 彼女は3人の夫を持ち、その夫は全て不慮の死を遂げている。 アヤソフィアに残るモザイク画の男性はゾエの3人目の夫であるコンスタンティヌス九世。 3人目の夫(40歳前半)を迎えた時のゾエの年齢は60代半ば。 ゾエは夫が替る度にモザイク画の夫の首から上だけを描き替えさせ、3人目の夫の時には自分の顔も描き替えたという。 モザイク画に見るゾエの顔はとても60代半ばには見えなく、桃色に上気した頬は少女の様だ。 また、このモザイク画のキリストの表情はどこか虚ろな感じがするのが、何かを暗示している様で非常に気になる。

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